コショウの薬膳効果
昔から薬として使われてきたコショウ。
様々なよい効果があるようで、そちらをいくつかご紹介していきます。
①発汗作用
コショウに含まれているピペリンには、交感神経を刺激して血管を広げ血流を良くする働きがあります。発汗作用やエネルギー代謝効率の向上にもつながります。また、鉄分も含まれているので、貧血や冷え性にも効果があるそうです。
②殺菌作用
ピペリンという成分の効果に殺菌効果があります。昔は冷蔵技術が発達していなかったので、食べ物を長持ちさせるために殺菌・防腐剤として重宝されていたそうです。ピペリンの殺菌作用は体内からも細菌を排出する働きがあることもわかっています。ピペリンには、脳内物質であるセロトニンやエンドルフィンを増やす効果もあり、ストレスを緩和させ落ち着いた気持にさせてくれます。
また、ピペリンにはもう一つ大きな作用がありまして、それは消化機能の向上や食欲増進なんです。消化機能が高まると、摂取した栄養を効率的に吸収することができます。栄養の吸収率が上がると、栄養素自体がもつ効能も高まるので、より健康効果に期待できるのです。
③ダイエット効果
ピペリンの血行改善の効能は、代謝効率の向上につながるため、体内の脂肪が燃焼されやすい状態になります。脂肪の蓄積を抑える効果があるので、ダイエットに効果的な成分といえます。
更にピペリンには抗酸化作用もありますので、肌の老化を防ぎ、酸化を抑えてくれるのでアンチエイジングにも効果的と言えます。
このように、メリットだらけのコショウの薬膳効果ですが、過剰に摂取してしまうと腹痛がおきるなどのデメリットもございます。一日の摂取目安は小さじ一杯ほどとされていますので、くれぐれも摂りすぎには気をつけましょう!