コリアンダーの薬膳効果
コリアンダーにはたくさんの薬膳効果がありますのでいくつかご紹介していきます。
①疲労回復
コリアンダーには疲労回復を促すビタミンB1とカリウムが含まれています。ビタミンB1は、糖質の代謝を助けエネルギーを作り出し疲労回復に役立ちます。またカリウムも疲労回復や利尿作用に効果が期待できます。
②殺菌効果
葉の部分は、サルモネラ菌の治療に使われる最も一般的な抗生物質(ゲンタマイシン)と同じくらい効果があるそうです。研究によると、香り成分であるドデセナールに含まれる精油成分には、サルモネラ菌の働きを弱め、破壊する働きがあることが解っています。
③健胃・整腸作用
種子の部分に期待される一番の薬膳効果は、健胃と整腸作用です。胃痛や胃もたれ、便秘や下痢などを緩和させるとして古くから用いられてきました。食べ過ぎた時や脂っこいものを食べたときなどに摂取するのがおすすめです。
種子の部分と葉の部分。それぞれにメリットがたくさんあるコリアンダーですが、デメリットもあります。
鎮静薬と同時に摂取すると、強い眠気を生じる場合があります。また、血糖値を下がる効果もあるので糖尿病治療薬との併用もお気をつけください。さらに、血圧を下げる効果もありますので降圧薬との併用にも注意が必要です。