シナモンの薬膳効果
シナモンには数々の薬膳効果がありますので、いくつかご紹介していきたいと思います。
①抗酸化作用
シナモンに含まれるプロアントシアニジンはポリフェノールの中で、もっとも抗酸化作用が強いと言われている抗酸化物質です。クローブなどほかのスパイスとの比較実験ではシナモンが最高の抗酸化作用を示したそうです。糖尿病などの生活習慣病の予防効果が期待できます。
②抗炎症効果
炎症は免疫反応の重要な役割ですが、炎症状態が長く続きますと、慢性炎症という状態になり、様々な疾患の原因となります。
シナモンには炎症反応を抑制効果があるフラボノイドがたくさん含まれていますので、天然の抗炎症剤として利用できるのではないかという可能性が指摘されているそうです。
③血糖値・コレステロール値改善効果
シナモンには血糖値を下げる効果があることが知られています。研究によって糖尿病への効果も期待されています。また、シナモンにはHDLコレステロールはそのままにLDLコレステロールのレベルを下げる効果もあるそうです。
このようにシナモンの薬膳効果は注目されるものが多数ありますが、副作用があるか心配な方もいらっしゃいますよね。
シナモンにはクマリンと呼ばれる化学物質が含まれているのですが、大量に摂取してしまうと肝機能に影響があると言われています。ただし、カシアとは違いセイロンには微量しか含まれておりませんので、通常に使用する分には健康被害は気にしなくても大丈夫みたいです。