チリの薬膳効果
世界で最も食されているスパイスと言われているチリ。
このチリにも様々な薬膳効果が期待できますので、いくつかご紹介していきます。
①生活習慣病の予防
チリに含まれるカプサイシンには体内のコレステロールや老廃物の排出を促進させる働きが見込まれており、生活習慣病の予防に効果が期待できます。また、βカロテンやビタミンEも含まれ、これらは動脈硬化や心筋梗塞などの予防になると考えられています。
②美肌効果
カプサイシンには発汗作用があり、汗をかくと水分だけでなく油分も排出されて皮脂の分泌が調整されます。
また、ビタミンA、C、Eが含まれているのですが、これらには皮膚の老化を抑える抗酸化作用への期待が高いです。
③脂肪燃焼効果
カプサイシンの効果として有名なのは脂肪燃焼効果だと思います。人の体は、運動するとまずは糖分をエネルギーとして使い、そのあとに脂肪をエネルギーとして使います。そのため、長時間体を動かさないとなかなか脂肪が燃焼されません。しかしカプサイシンはアドレナリンの分泌を促して脂肪燃焼を早める効果があると言われています。早い段階から脂肪を燃焼させるアドレナリンの分泌を助けることで、体脂肪の蓄積を防止する効果も期待できます。
ご紹介してきたように、チリには多くの薬膳効果があるのですが、食べ過ぎには注意してください。
食べ過ぎてしまうと、胃腸の荒れ、咳や息切れ、下痢や排尿障害などの症状が出ることがありますので、一日の摂取量を守って健康な体作りにお役立てください。
(許容摂取量)体重1kgに対して5mg 例.体重50kgの人は250mg
鷹の爪一本あたりのカプサイシンが約1mg