フェヌグリークの薬膳効果
フェヌグリークにはいくつもの薬膳効果がありますので、いくつかご紹介していきます。
①胃腸の調子を整える
フェヌグリークは古くから胃腸の調子を整えるとして、ヨーロッパやインド、中国などで薬草として使われてきました。現在でも、食欲不振、胃の不快感、便秘、胃の膨満感などを改善する効果があるとされ広く利用されています。
②生活習慣病の予防
フェヌグリークには、血糖値やコレステロールや中性脂肪を下げる働きがあり、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞といった生活習慣病の予防に効果的です。
③脳機能の改善
フェヌグリークに含まれるコリン、ジオスゲニン、トリゴネンといった成分は、脳細胞を活性化し、脳の老化を予防する働きがあり、認知症やアルツハイマー病などの予防や改善に効果があると言われています。
④ダイエット効果
フェヌグリークに含まれるコリンは必須栄養素のひとつで、脂質の代謝を促進する働きがあります。これにより、体内での脂肪蓄積が抑制され肥満防止につながるとして、ダイエット効果が期待されています。
他のスパイス同様、フェヌグリークにも副作用が起こる可能性があります。通常の食品としての利用は安全とされていますが、サプリメントなどでの過剰摂取により、下記の症状がみられる場合があります。
起こりうる副作用
下痢、胃の不快感、腹部の膨満感、ガス、尿のメープル臭、鼻づまり、咳、喘息、顔の腫れアレルギー反応、低血糖
※特に糖尿病の方は低血糖症にならないように気を付けてください。